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インフルエンザの症状 2020年はA型熱なし?2019-2020年は何型が流行?

インフルエンザが猛威を振るう季節になりました。今シーズンの流行拡大は例年よりも速く、年末年始にかけて特に注意が必要です。2019-2020年のインフルエンザは何型が流行しているのでしょうか?

今年のインフルエンザの症状の特徴としてA型で熱なしという情報もありますが、2019-2020年に流行するインフルエンザの症状の特徴を確認してみましょう。

インフルエンザ 2019-2020年は何型が流行?

例年よりもインフルエンザの流行が早めに推移している今シーズンですが、その後の拡大も例年よりも早めに推移しています。

12月22日までの1週間に、全国およそ5,000の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は10万5,200人で、全国では、インフルエンザの1週間の推定患者数はおよそ76万2,000人と推計されています。

年齢別では5歳から9歳がおよそ19万8,000人、10歳から14歳が、およそ12万8,000人と推計され、子どもを中心に感染が広がっています。

2019年に流行しているインフルエンザはA型です。

広島市衛生研究所による遺伝子検査では、今シーズンは、インフルエンザウイルスA(H1N1)2009型が25件、インフルエンザウイルスA(H3)型が1件、B型インフルエンザウイルス(ビクトリア系統)が1件検出されています。

出典:広島市インフルエンザ最新情報(12月22日現在)

出典:東京都 都内のインフルエンザ「流行注意報」

2019年12月現在は圧倒的にA型が流行しているようです。

インフルエンザの症状 2019年はA型熱なし?

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症です。通常の急性上気道炎(かぜ)に比べ全身症状が強く出やすいことを特徴とします。

原因と感染経路

原因となる病源体は、インフルエンザウイルス(Influenza virus)です。インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。C型はヒトでの、流行は起こりにくいとされています。

近年、国内で流行しているのは、AH3亜型(いわゆる香港型)、AH1pdm09(2009年に流行したインフルエンザ)、B型の3種類です。

患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」が主たる感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。

2019年12月現在、流行しているのは、この内、A型のAH1pdm09 です。

症状

1~3日の潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などを呈します。おう吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、子供、高齢の方、免疫力の低下している方などでは重症化して肺炎や脳炎になることがあります。

微熱や熱のないインフルエンザも!

「かぜとちがって急に高い熱が出て、頭痛や筋肉痛やふしぶしに痛みが出てくるのがインフルエンザ」というのはインフルエンザに特徴的な症状ではありますが、高熱は出ず微熱だけ、あるいは熱は出ないけれどもインフルエンザだったというケースもあるようです。

  • インフルエンザA型 →急激に38~40度の高熱が出る
  • インフルエンザB型 →37〜38度程度の発熱や微熱などで、高熱が出ない

もともとインフルエンザB型などでは37~38度程度の発熱や微熱というケースも多いです。

また、「微熱や鼻水が出る程度でも、検査をしてみたらインフルエンザ陽性だったという例もある。しかし軽症でも周囲の人にうつしてしまうリスクはあるので、咳エチケットを心がけてほしい」とあるように、「隠れインフルエンザ」といわれる、特徴的な発熱・高熱の症状のないインフルエンザも増えています。

インフルエンザA型熱なしの症状になりやすいケースとは?

  • インフルエンザ予防接種を受けた人
  • 日頃から解熱剤(鎮痛剤)などを飲んでいる人
  • 高齢者や体力のない人

若い人や体力のある人は高熱や節々の痛みなどの激しい症状が現れやすいが、高齢者や体力のない人では強い症状があまり出てこないことも多い、と言われます。

またインフルエンザの予防接種を受けたひとは、症状が軽く高熱が出ないケースもあります。

本人は症状が軽いため、本人も周囲も軽く考えてしまいがちですが、人に移す可能性は充分あるので厄介です。

インフルエンザに感染しているかどうかは、医師による診察と検査によって判断されるため、風邪に似た症状の場合は、マスクをして、早めに病院を受診しましょう。

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まとめ

2019年12月現在は、インフルエンザA型が流行しています。インフルエンザA型の症状は「高熱」という印象でしたが、2019年は熱なしの症状も出ています。

熱なし、あるいは微熱程度だと、症状が軽いため、本人も周囲も軽く考えてしまいがちですが、人に移す可能性は充分あるので、気になる症状があれば、自分で判断してしまわないことが大切です。

インフルエンザに感染しているかどうかは、医師による診察と検査によって判断されるため、風邪に似た症状の場合は、マスクをして、早めに病院を受診しましょう。

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